好みを盛り込んだだけ。

なんとなく好きなカップリングでポエム的駄文。


瞳(テオハム)

紅玉のようだ、と思う。
あのきらきらとした輝きは私を魅了して止まない。
そこに映るのが自分だけであればいいと
そんな身の程知らずな願いを抱いてしまうほどに。




くちびる(テオハム)

くちびるがふれる。
そのまま甘さに身を委ねていれば
わたしより低い彼の熱が
交わっておんなじになっていく事が嬉しい。




てのひら(弓女主)
彼の手を握る。
私の呼びかけに、何度も応えてくれた、私を守ってくれる、手。
そのあたたかさがたまらなくいとおしいのだ。



名前(弓女主)
彼女が自分を呼ぶ呼称は、自分の固有名詞ではない。
だがそんな事は瑣末なことでしかない。
「彼女」が他の誰でもない「自分」を呼んでいる。ただ、それだけが一番重要なのだ。




さみしいこども(弓女主)
ぺたり。と、ひろい背中にくっついてみる。
どうかしたのか、と問う彼の声に
あたたかさがほしくなったんだ。と答える。
そうか、と言って黙ってそのままにしてくれる彼に
堪らなく泣きたくなってただその背中にしがみついた。



ささやかな願い(弓女主)
柔く、温かなぬくもりが背中に当たる
「あたたかさがほしくて」と彼女が答える
そっけない返答を返したつもりだが、その声色には、自分の本音がまぎれていなかっただろうか
君に必要とされることが何よりも嬉しい、など
知られたくはなくてただ黙りこむ俺に何も知らない彼女は温かな体を静かに寄せた